17cmアナログ盤
水木れいじの作品解説と共にご覧下さい。

☆大月みやこ
『花宴』
 

ポップでオリエンタルな香りのするメロディーが魅力的です。
大月さんもお気に入りの一曲で、劇場公演をするたびに
アレンジを変えたりダンスナンバーにして毎回唄ってくれる曲です。
女の人生の悲喜こもごもを 華麗に描いた作品です。


☆鏡 五郎
『おしどり人生』
 

鏡五郎さんが「ど根性」で日本全国をキャンペーンして
ヒットさせ、カラオケのスタンダード曲になった作品です。
「苦労くの字に身を折られょうと 松の緑は天をさす」
20代後半で よくこんな詞が書けたものだと不思議な気がします!


☆天童よしみ
『北海めおと節』
 

天童よしみさんにも、ホントにたくさん作品を書きました。
『北海めおと節』は、ちびッ子のど自慢でとても人気のあった曲で、
この曲を唄ってチャンピオンになり、プロ歌手になった人が
たくさんいます。鹿島ひろ美さんもそのひとりです。


☆山本譲二
『望郷しぐれ』
 

アイドル的な人気のあった山本譲二さんが
ちょうど結婚するという年に発売された作品です。
日本作詩大賞も当時はNHKホールで行われてました。
はじめてスターと一緒の出演、嬉しかったですね。


☆北原謙二
『大阪人形』
 

北原謙二さんとは赤坂東急ホテル最上階のバーで よく呑みました。
不思議なご縁があったのか、新幹線や地方のホテルで
ばったりお会いすることがよくありました。
いつでも お酒を片手に持ってらっしゃったのが とても印象的です。


☆天童よしみ
『大阪そだち』
 

水木れいじとして初めて書いた演歌です。
私が高校生の頃、テレビで見て天才少女だと思った
あの天童よしみさんのために綴った詩ですが
ここまで見事に表現してくれる歌い手さんに出逢えたんだと
レコーディングされたテープを聴きながら
その夜、布団をかぶって男泣きした思い出の作品です!


☆石原裕次郎
『霧の波止場町』
 

水木れいじになって、わずか一年目に
裕次郎さんのシングル盤を書かせてもらえたなんて…
今にして思えば 本当にラッキーだったですネ!
裕次郎さんファンには、今でもよくカラオケで歌われています。


☆日野美歌
『待ちわびて』
 

『氷雨』に続く第2弾という事もあり、
美歌ちゃんのパワーのおかげで かなりヒットした曲です。
若い女性にとても人気がありました。
この頃は レコードが30〜50万枚と軽く売れる時代でした。


☆山川 豊
『酒ごころ』
 

山川さんの事務所の長良じゅん会長が
「表紙のちぎれた歌本ひらき しんみり演歌唄う奴」という書き出しを
とても褒めてくださって、一年坊主の私が
ほんの少しだけ自信を持つ事ができた懐かしい作品です。


☆奥村チヨ
『Moi(モア)
 

いわずと知れた浜圭介先生の奥様、奥村チヨさんに
初めて書いた作品です。
奥村チヨさんは僕が少年時代から大スターでしたが、
水木れいじに成り立ての頃、とても可愛いがっていただいた
楽しい想い出がいっぱいです。


☆中条きよし
『ブラックジャック』
 

よく見ると作詞名が本名の「葛原直樹」になっています。
実際にこの詞を書いたのは、発売されるよりもかなり前で、
大学2年生の頃に走り書きしたもの、
作曲はジャッキー吉川とブルー・コメッツのキーボード奏者
小田啓義先生でした。